社会には、いろいろな人が暮らしています。
高齢者、障がい者、病気の人、健康な人、そして、その親。

今回の計画は、N P O 法人からの依頼です。
ボクのふるさと津久見市のN P O 法人で、 障がいを持つ子どもと親、
それを支援している人たちで 構成されています。
津久見市内の2つの小学校で障がい児学級児童の 保護者と教職員
で活動を開始したそうです。

活動の主旨は、「障がいを持つ子の親の願いとして、 広く市民に働き
かけながら、障がい児者が 地域の中で 共に生きていける社会を目
指す。」ということ。

今回の場所は、J R 津久見駅前。
活動の拠点として、いろいろな可能性を含んだものです。

まず、待ったなしの問題があり、それに対して、とにかく何かを 始める
という熱意。
障がいを持つ子の親は、自分が子供を残して死んだ後のことを、みな
心配しています。
今の社会で、保護者なしに障がいを持ったまま生きていくのは容易では
ありません。

「目の悪い人がメガネをかけるように」あたりまえの支援が必要です。
考えてみれば、我々は誰ひとりとして自分の力だけで生きているわけ
ではありません。
仲間が必要ですし、家族が必要ですし、その他、いろいろなものにお互
い助けられて生きています。

生きとし生けるものは、国境も障がいのあるなしの区別も差別もなく、
平和に暮らしたいものです。

今回の場所は、具体的には

■お弁当を作ります。販売もします。デリバリーもします。健康なお弁当
  です。

  ぼくのルーツは漁村です。狩猟民族的で、お酒の好きな人も多いです。
  成人病の割合はどうでしょう? 低くないと思います。
  たとえば、奥さんに先立たれた中高年の人で糖尿病患者の場合。
  家庭での食事療法が、実際できにくい。こんな場合は、その人にあった
  食事を提供できます。
  その器は、洗って再利用可能なもので、その洗い手に障がい者雇用が
  生まれます。


■ここは、駅前です。最近、町にできた「つくみイルカ島」の最寄の特急の
  止まる駅です。
  誰もが好きなファストフード店としても機能します。

  電車待ちの高校生や、通勤の人、観光の人にも是非活用していただき
  たいです。
  ここに、多世代交流、地域間交流が生まれることを期待します。


■本当の目的は、高校生にも障がいを持つ人がふつうに身近にいること
  を知って欲しいということ。

  勉強や遊びで夢中な年齢ではありますが、感性の果敢な時期です。
  将来を担う彼らに、あたりまえの社会の一部の姿を日常として知って欲
  しいと思っています。
  タクシーの待機する駅前ロータリーの一角です。
  タクシーの運転手さんたちにも、利用して欲しいですね。


■それから、夜は居酒屋的としても機能します。

  営業時間など調整中ですが、駅もタクシーも近いことですし、良い立地
  です。
  障がい者の親の立場では、理想の社会とは言えない社会ですが、たま
  には仲間と集まっていろいろ情報交換をしながら、勉強会をしながら、
  うまい酒を呑みたい!


■このビルの2階では、障がい者が洋服や小物を作る予定です。
  これら商品の販売書も兼ねます。
  あわせて2階では、ネット販売部も検討しています。

  これは、ぼくの友人でもある リフライhttp://www.refly.co.jp/ の杉本さ
  んに相談中です。
  株式会社リフライも、同じ志を持つ別府市の会社です。
  ここに、すでに交流が生まれようとしています。


■まだまだ、アイデアの詰まったこのプロジェクト。 温かく見守ってください。

  ご協力いただける方は、ご連絡お待ちしています。 

  NPO法人やまびこクラブ
  http://www.hyper-tsukumi.jp/~flower-k/index.html


 

施工: 直営方式 
木工事 : 五十川建築(五十川)
木製建具・家具工事 : 津久見木工(石井):
塗装工事 : 清水塗装(清水)
クロスなど工事 : ジャストワンリビング(野中)
左官工事 : 稲葉工業(稲葉)
水道工事 : 川野水道工業所(川野)
電気工事 : 岩崎電工(岩崎)
ガス工事 : 江藤産業(秋吉)::
看板工事: リフライ(杉本)

スペシャルサンクス : 滑ロ京石灰
丸京石灰さんには、地元の漆喰(しっくい)を無償で提供いただきました。
それを、NPOの仲間と工事関係の仲間でいっしょに塗りました。

いつも笑顔の絶えない良い場所です。LOVE